白衣のチカラ
昨年の教え子に駅でバッタリ会った。
先に気づいて声をかけたのは私の方だった。
私:「ようっ!久しぶり!元気?」
教え子:「えっ!?(約2秒の間)・・・あ、先生!」
私:「なんだよ、いまのビミョーな間は?」
教え子:「だって、その格好(スーツ)じゃわからないですよ」
私:「そっか、いつも白衣を着てるもんな」
教え子:「えぇ、はじめ誰だかわからなくてどこの変質者かと思いましたよ」
私:「し、失礼なっ!」
教え子:「ちゃんと白衣を着ててくれないと・・・」
私:「いや、白衣でほっつき歩いてる方がよっぽど怪しいだろ」
教え子:「それもそうですね、あはは」
私:「あははじゃねぇよ!」
久しぶりの再会がこれかよ、って感じの楽しいやりとりだった。
それにしても、白衣のチカラは絶大だな・・・。
だからと言って、その姿で外に出ようとは思わないけどね。
10秒
電車で隣に座ったお兄さんがワンセグケータイでTVを見ていた。
私はそれを横目で見ていた。
ケータイの省エネ機能とやらで、少し経つと勝手に画面が暗くなった。
私はそれを横目で見ていた。
お兄さんは、ケータイのボタンをどれかひとつ押して画面を明るくした。
私はそれを横目で見ていた。
でもまた少し経つと画面が勝手に暗くなった。
私はそれを横目で見ていた。
そしてお兄さんはケータイのボタンを押した。
私はそれを横目で見ていた。
お兄さんとケータイの死闘は延々と繰り広げられた。
その周期は、きっかり10秒だった。
ご長寿大国ニッポン
宮崎県に住む111歳の男性が、ギネス記録の男性長寿世界一に認定されたそうだ。
女性長寿世界一は福岡県に住む114歳の女性。
これで、日本人が男女そろって長寿世界一となったわけだ。
新しくギネス記録に認定されたこの男性が認定証を受け取ったときの映像をテレビで見たが、ビシッとスーツを着こなしているのに驚いた。
朝昼晩と3食しっかり食事を取り、毎日2回のおやつタイムには一緒にコップ1杯の牛乳を飲む。
睡眠時間は少し(?)長めの15時間。
そして、ご本人曰く長寿の秘訣はお酒を飲まないことだとか。
私は、酒は百薬の長だと信じて疑わない。
毎晩少しずつ晩酌するというわけではなく、普段はまったく飲まない。
でも、職場の飲み会とかそういう場面ではやたらと飲む(ときもある)。
・・・あまり体に良い飲み方ではなさそう。
お酒を飲むとか飲まないとか、そういうことが大事なのではないんだろうな。
いかに自分の健康に気を配るか。
正常な状態というのを普段からよく自覚しておき、何か異変があれば素早く対処する。
せっかく生まれてきたのだから、楽しく長生きしたいものだ。
ミニチュア実験室
昨日、ちょっとした用事があって実家に帰った。
で、実家のリビングのソファーに我が物顔でどっかり座ってテレビ鑑賞。
でもチャンネルはなぜか放送大学。
チャンネルをグリグリ回していたら、ちょっと興味深い映像が目に飛び込んできたもので・・・。
その光景は、水酸化ナトリウム水溶液の電気分解。
陰極では水素、陽極では酸素が、水素:酸素=2:1の割合で発生する。
この気体を混ぜて石けん水に通してできたシャボン玉に火をつけると・・・派手に爆発!
爆鳴気(水素・酸素の混合気体)の燃焼実験だ。
でも・・・なにかがおかしい。
講師の手、やたらとデカくないか?
いや、実験装置がやたらと小さいのだ。
テレビなんだからもっとスケールのデカい装置にすればいいのに!
と思った数秒後に、私はとんでもない勘違いをしていたことに気づくのであった。
実はこの番組、新しい化学実験手法『マイクロスケールケミストリー』を紹介するものだったのだ。
化学実験のスケールをそのまま縮小してミニチュア化する手法。
・試薬の量、廃棄物の量、実験にかかる時間が減る。
・試薬が少量で済むため、高価あるいは希少な試薬を使用できる。
・万が一実験において事故が発生しても、被害や影響もそのまま縮小。
・実験のグループが少人数になり、どの生徒もより積極的に参加できる。
・省資源、省エネについての生徒の関心を深めることができる。
というメリットを生み出すことができるのだそうだ。
中和滴定も、燃料電池も、pH測定も、酸素や二酸化炭素の発生も、ぜんぶミニチュア!
ず〜っと見ていると、それが当たり前のような錯覚に陥る。
いやはや、面白いことを考える人がいたもんだ。
アドレナリン
気が付いたら6月になっていた。
どうりで暑い日が多くなってきたし、日も長くなってきたわけだ。
ここのところ、どうも体調がすぐれない。
年甲斐もなく無理に体を動かしてみたりするからなんだけど・・・。
それでも週に一度通っている空手の道場に一歩入ると体調が整う。
今日、たまたま師範とメールでその話になったのだが、師範が仰るには「アドレナリンが影響しているのでは?」とのこと。
アドレナリンが分泌されることで心肺機能が向上する。
呼吸によるガス交換効率が上昇し、血中酸素濃度がやや上昇。
さらに運動器官への血液供給自体も活発になる。
おのずと体調は良くなる(気がする)のだ。
う〜ん、奥が深い。
ま、そんな難しいこと考えなくても、楽しいことや夢中になることがあれば体調不良なんて忘れちゃうもんね。
『アドレナリン』ってよく聞く割には詳しく知らないな、と改めて思い、ちょっと調べてみた。
そしたら、『アドレナリン』というタイトルの映画の情報がヒットした。
一人のヒットマンが組織を抜けようとするが、それを許さない組織から受けた報復は『ある特殊な薬品の投与』。
体内のアドレナリン量が一定以下になると、即座に死に到る。
アドレナリンを分泌し続けるためには、自らを危険にさらし続けなければならない彼の運命やいかに!?・・・いろんな意味ですげぇ。
そういえば、マグロは泳いでないと死ぬらしい。
明石家さんま師匠はしゃべってないと死ぬらしい。
私は・・・楽しんでないと死んでしまうかも知れない。
せっかくだから、死ぬまで楽しい人生がいいな。