白衣の“ペ”天使

フツーの理科の先生が、日頃のできごとをフツーに綴るフツーの日記。・・・ところで、フツーって何だっけ?

徒歩を楽しむ

空手道場の師範をされている方とお話しさせて頂く機会があった。
師範の道場は駅から徒歩で移動するには少し距離があるそうなのだが、「『山道コース』がオススメですよ。他にも色々あるし。」と師範。
なるほど!徒歩の経路を『コース』にしてしまうのか!
確かに道なんてどこかでつながっているし、経路なんていくらでもある。
少しくらい遠回りしてもいいなら、たくさんコースは作れそう。
コースを作ったら名所も確認しないとね。
そのコースでしか見られない、きれいな草花や変ちくりんな看板とか。
そういう視点で見ると、きっと今まで見えなかったモノも見えてくるはず。
おぉ、徒歩が楽しくなってきたぞ♪

直立二足歩行はヒトのヒトたる最も貴重な特徴。
300万年くらい前から直立二足歩行を覚え、自由になった前肢(つまり腕)で道具を持ち、それを扱うことを覚えてきた。
ある意味、交通手段を徒歩に切り替えることでヒトの本来の姿に回帰できるのかも知れない。
って、なんだか大袈裟だな・・・。

骨格とか筋肉の発達・発育といった物理的な要素を考慮すると、徒歩は間違いなくカラダの健康法である。
だけど、最初に書いたような楽しみ方をすることで、ココロの健康法にもなるんじゃないかな、って思った。
せっかくだから、ココロもカラダも健康になろう!
クルマに乗る頻度、減らしていってみようかな。

ちなみに、訓練次第では色々な動物が直立二足歩行を行える。
ヒトは訓練しないでも成長の過程で自然に直立二足歩行をするようになる。
ところが同じように自然に直立二足歩行をできる動物が他にもいた。
それはペンギン。
アイツら、そんなに凄いように見えないのは何故だろう・・・?

雨に唄えば

仕事帰りに雨に降られ、天気予報をきちんと見なかった今朝の自分を恨む。
そしてまたウチの傘立てに新しいビニール傘が仲間入りするのであった・・・。

以前、ふと気になってビニール傘に書かれている『APO』とか『EVA』ってのについて調べたことがある。
傘の銘柄(?)なんかではなく、実はビニールの素材の略だということが判明した。
『APO』は『非晶質ポリオレフィン』(Amorphous Polyolefin)、『EVA』は『エチレン・ビニール・アセテート』(Ethylene-Vinyl Acetate)を使っているそうな。

それを思い出して冷静に思ったのだが、たかがモノの素材をこんなに目立つところに書いてしまっていいものなんだろうか?

同様に考えると、こんなケースが想定される。


【Aさん(仮名)の場合】
とうとう念願のマイホームを手に入れたぞ!
こだわって設計した注文住宅がいよいよ竣工!
我が家の出来栄えはいかがなものかな?
・・・ん?
もう表札がついている?
おかしいなぁ・・・引渡しと同時に取り付けるって業者さんは言っていたのに。
しかもこの表札、ウチの名前じゃないぞ・・・。
こ、こ、これは!

『エゾ松』!?

そうか!この家の木材はエゾ松なのか!



・・・これは困る。
素材の明記も程々にしないとね。

海外勤務ノススメ

今朝NHKのニュース番組を見ていたら、情報コーナーの中で「日本の木造建築技術を学ぶ中国の学生たち」を特集していた。
日本で建築を学ばれた中国人の方が祖国に帰り、学生たちに建築技術の指導をする。
日本で働くことも視野に入れ、日本語の勉強にも力を入れていた。

先生:「それでは、私のあとに続いて実際に発音してみて下さい。」

学生:「はい!


先生:「施工に失敗しました。」

学生:「施工に失敗しました!


先生:「申し訳ありません。」

学生:「申し訳ありません!

・・・う〜ん。
ま、まぁ、使う可能性はあるセンテンスだな。
そして、言うべき事態には言わなければならない内容でもあるな。

海外で生活し仕事を持つ場合には、その国での『お詫びの言葉』を覚えるのが最も優先順位の高いことかも知れない。
いや、そうでもないな。
アメリカなどでは迂濶に謝ろうものなら、どこまでも責任を追求されてしまうのかも。
そう考えると海外で最初に覚える必要があるのは『何が美徳なのか』かもね。

人間って面白い♪

恵方はどっちだ?

節分が近付き、コンビニでは恵方巻きの予約を受け付けている。
予約特典はオリジナル方位磁石だってさ。

昨年、後輩が「恵方を知らなかったり方角がきちんと解らない人はどうすればいいのか」を真剣に考えていた。
苦悩の末に彼が出した結論は「恵方巻きを食べながらぐるぐる回る」だった。
「お前はどうしようもないアホだな」と言いながら「コイツはとんでもない天才かも知れない」と思ってしまった私が一番のアホだったりする・・・。

ちなみに今年の恵方は北北西なんだそうだ。
ところで、恵方はどの程度の誤差まで許されるのだろうか。
方角を東西南北の四方に分ける場合、各方角は90°ずつということになる。
20070125


北東、南東、南西、北西を加えて八方とするならば45°ずつ。
20070125_2


さらに北北東、東北東、東南東、南南東、南南西、西南西、西北西、北北西を加えて十六方とすれば22.5°となる。
20070125_3


つまり、真北から西に11.25°〜33.75°の範囲が北北西、すなわち今年の恵方だ。
ところが、ここで気をつけなければならないのは、地球の磁極は自転軸に対して11°のずれがあるということだ。
日本では、方位磁石は北極の方角より6°西を指す。
ということは、厳密に正しい方角を知りたければ6°東に補正しなければならない。
方位磁石で今年の恵方を調べる場合、真北から西に5.25°〜27.75°のあたりを狙う必要があるわけだ。
う〜ん、なんだかめんどくさくなってきたぞ。
恵方巻きを食べながらぐるぐる回ったほうがいいかも知れない・・・。

ところがそれが落とし穴。
方角を16分の1しているわけだから、恵方巻きを食べながらぐるぐる回っても恵方を向いているのは全体の16分の1。
幸せも16分の1。
ぐるぐる回る速さを変えてみてももちろん一緒。
ちゃんと方角を調べてから食べようね♪

理論値と実測値

身の回りにある意外な健康法などを紹介していたことで人気だったTV番組がデータ捏造をしていたというニュースがあった。
どうやら当該番組は打ち切りになってしまうらしい。

実験の結果が予想した通りにならない事はよくある。
そもそも予想が間違っていたということも考えられるし、諸々の条件によって予想通りの結果が得られなかっただけということもある。
予想と結果が異なってしまったときは、どこまでは合っていてどこからが間違っていたのかを考えると面白い。
そうすれば予想のどこが誤っていたのかが解ったり、実験の手順のどこがいけなかったのかが解ったりする。

そう考えると、予想通りにならなかったとしても実験の結果はとても貴重なものだと言える。
データの捏造なんてしてはいけない。
もっとも、TV番組で紹介する以上は「予想通りになりませんでしたね」では済まされないけれど・・・。

「実験」というと日常とはかなりかけ離れたイメージになってしまうが、理論値と実測値の違いを認識する場面は多くある。
例えば、駅から徒歩○分などと書かれた情報。
距離を元に80メートル1分で計算されているらしい。
単純計算で求められたそれは理論値でしかない。
実際に歩いてみると上り坂があったり下り坂があったり開かずの踏切がさえぎっていたりと、理論値の時間では目的地に到達できないことが多い。
そんなときは、ただ文句を言ってもつまらない。
理論値の通りにならないファクターを探し出してリストアップしてみるといくらか納得できるし、次回はこういうところに気をつけようという気になる。
要は気の持ちようかな。

電車の始発駅でシートに座れるかどうかもちゃんと理論値がある。
ドアから電車の中に入ると7人がけのシートが左右に2つ、反対側のドアの左右にも2つある。
隣のドアからも人が入ってくるので、ひとつのドアあたり14人までが座ることができる。
ホームで並んで電車をまっている人数をもとに、この位置なら座れると思っていても座れないことはよくある。
逆に、理論上は座れないはずがなぜかシートが開いていることもある。
諸々のファクターを見逃さずにデータを集計・分析していくことで精度は上げることができるのだ!

って、偉そうなことを言っている割には題材がショボいな・・・。

猫はコタツで丸くなる?

コタツには魔物が棲んでいる。と、私は信じて疑わない。
コタツに脚を入れていると、知らないうちに肩まで飲み込まれてしまい、気がついたら夢の世界を彷徨っている。・・・おそろしや。

さて、そんな恐ろしいコタツだが、我が家の息子たちもしばしばその魔力に魅せられている。
ところが、先日あることに気がついた。
彼らはコタツの中では丸くない。
なぜならコタツの中は暖かいから。
冷静に考えれば当たり前のことなのだが・・・。

液体を冷却して固体になる温度を凝固点という。
部屋の温度を下げて猫が丸くなる温度を猫凝固点を名づけよう。
さっそく実験してデータをまとめてみたい・・・うずうず。
ただ、愛すべき息子たちを生体実験に利用するなどという、マッドサイエンティストみたいなことは絶対にイヤなので、これは私の中で永遠の謎ということにしておこう。

料理の科学

今日、テレビの情報番組で料理を科学的に工夫する企画をやっていた。
『ステーキの下味をつける前に舞茸の汁(ほぐした舞茸を50℃のお湯につけて30秒ほどなじませた後、舞茸そのものは引き上げたもの)に10分間つけるだけで、柔らかさと旨味が増す』
『ポテトサラダをマヨネーズで味付けする際、お酢を加えてあげると味がよくなじむ』
といった感じ(だいぶ端折ったけど)。

ただの料理番組だったらコツとして紹介して「へぇ〜」という感じなんだろうけど、この番組の良いところは「なぜそうなるのか」を説明してくれていたこと。
舞茸に含まれているプロテアーゼ(番組では「タンパク質分解酵素」と紹介)が肉のタンパク質を分解し、アミノ酸が肉全体に行き渡るために柔らかさと旨味が増すらしい。
ポテトサラダの方は、ジャガイモの澱粉質に酢酸が入り込みやすい性質を利用しているそうな。

料理という日常の題材に関連付け、専門的なことや難しいことをあえて省くことで科学を身近なものにしている。
さすが!

工夫次第では、世界中の人を理科大好き人間にできそうな気がしてきたぞ♪

伝染

ある日の仕事帰りのことだった。電車の中で向かいのシートに座っていた男性が不意に大きく口を開けた。炎のように勢いよく吐かれたそれは・・・あくびだった。
その瞬間、私の体にひとつの異変が起きた。一瞬にして私の全身は『あくびウイルス(仮称)』に蝕まれていたのだ。
そう、あくびは伝染する。地球上のどんな伝染病よりも早く、そして確実に。人類の医療の歴史は、あくびウイルス(仮称)との闘いの歴史であったと言っても過言ではない。

って、だんだん話がくだらない方向に進んできたぞ。

なんだか気になったので、あくびとその伝染について調べてみた。けっこう真面目に研究されていることにビックリ。チンパンジーで生体実験をしてみた大学もあるらしい。なんと、冗談で『あくび菌』の存在をほのめかす文献も発見!

・・・同じようなことを考える人、いるんだな・・・。

息子たちの成長の軌跡

我が家の息子たち(ヒトは彼らをネコと呼ぶ)が成人式を迎えた。
といっても、ホントに20歳になったわけではなく、1歳半の彼らはヒトに換算すると20歳に相当するらしい。
そうかそうか、君たちが部屋の壁紙で爪を研いでボロボロにしてしまうのは、ちょっぴり元気な新成人が成人式の会場で調子に乗りすぎてしまうのと同じ心理だったのか。
・・・って明らかに誤った解釈をしてみる。

この『ネコとヒトの年齢換算法則』は、年末のある日に息子たちのワクチン接種でお世話になった動物病院の待合室に掲示されていたものだ。
待ち時間の暇潰しに思わず書き留めてましったメモを今日になって発掘した。
その法則とは以下のとおり。

ネコ年齢:ヒト年齢
 1ヶ月:1歳
 2ヶ月:3歳
 3ヶ月:5歳
 6ヶ月:9歳
 1歳:17歳
 1歳半:20歳
 2歳:23歳
 3歳:28歳
 4歳:32歳
 5歳:36歳
 以降、ネコ1歳あたりヒト4歳

・・・せっかくなのでグラフにしてみた。
20070112


生後半年から1歳までが成長のピークで、1歳半の息子たちにとってはすでに過去の栄光。
成長のペースが落ちているぞ、大丈夫か?
まぁ、気長に行こうか・・・息子たちよ。

ブログ、はじめました。

みなさん、はじめまして!
PsyenceCatと申します。

理科の先生をやってます。
科学(Science)だけではなく精神的・心理的(Psycho-)な面も大切にしたいという思いを込めてPsyenceと名乗ることにしました。決してスペルミスじゃないですよ。
Catは・・・えっと・・・猫好きだから。

あまり自然科学の話題ばかりに拘らず、日々の生活で感じたことや気づいたことを思うままに綴っていこうと思います。
連載モノも企画中なのでお楽しみに!

どうぞ宜しくお願いします!

プロフィール

Author:PsyenceCat
理科の先生をやってます。
家族は嫁と二匹の息子たち(ネコ目ネコ科ネコ属ヤマネコ種イエネコ亜種)。
座右の銘は『これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。』

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